野外撮影のため、音声の乱れが見られます。(特に前半部)
ご容赦ください。
これは、思春期にニキビの代わりにサバが生えた男のハナシ。
名古屋の歓楽街〈東神町)を舞台に、
夢を語れない謎の男!日本語を話せない謎のシンガーソングライター!
そしてフィリピンパブで働く謎の少女マリー!らと出会う。
その中で、様々な人の人生にスポットライトが当たる瞬間を目撃していく。
やがて、自らの夢を叶えるために劇団を作ったマリーと
その母、日本裏演劇界の謎の大御所・夏子との荒唐無稽な演劇バトルに巻き込まれる。
これは、夢すら見れない今の世の中に送る、
波乱万丈かもしれない人たちの
別れの物語。
2021年
3月13日(土)
3月14日(日)
各日 18:00 開演
観覧無料・雨天決行
観覧フリー。途中からの見物も大歓迎!
名古屋市中区大須 若宮広場付近
名古屋高速・高架下
尾崎優人
千賀利緒
小野寺マリー(以上、優しい劇団)
池田豊
柳川十三
ミュウ
鴨川汚染
菱川伸也(19BOX)
ヘロタジョ(しまい倶楽部)
吉田朱里(劇団新生)
山田玲生(劇団新生)
高野天野助(劇団新生)
舞台監督:大岩右季(優しい劇団)
音響 :石倍舟太(優しい劇団)
道具 :ミュウ
宣伝美術:柳川十三・ミュウ
制作 :優しい劇団
構成・演出:尾崎優人
お久しぶりです。
優しい劇団の尾崎優人です。
ようやくと言っていいのか、なんとか優しい劇団の次回公演の情報を公開させていただく運びとなりました。
熱海殺人事件・名東名ツアーの中止から、コロナ渦の中で演劇はどうすればいいのか、
何をやれるのかをひたすら考えていました。
この1年で演劇というものは多分悪い形で、多くの方の目に入りました。
演劇なんて必要ないんじゃないのか。そんな意見も何度も目にしました。
そんな時に読んだのが、井上ひさし先生の『キネマの天地』という芝居です。
「優れた芸術はみな人間への賛歌」
このセリフに心を打たれました。
そうか、俺達は人間讃歌をやっていたんだと、心に流れる涙を拭うために芝居をやってるんだと思い出しました。
自分たちの演劇が優れた芸術と呼ばれるものかはわからないけども、何かやってみようと思いました。
演劇で何かは救える、何かは起こせる、それを知っているから芝居を続けます。
今回は、応援劇をやります。
劇場にお客様に来てもらってってよりも俺たちがお客様の所に行って何かを伝えたい。
演劇ってどうしても匂わすとか、さり気なくとかが多いから、今回俺らは思いっきり直接メッセージを伝えたい。
頑張ろう、頑張ってるね、頑張っていこう、って。
言いに行く芝居をします。
別れを前提とした、学生時代の親友と2時間だけ喋るような、
そして、また会おうと約束してその日まで元気に生きていこうと思えるような、そんな芝居をやります。
いつもよりも多くの仲間が集まってくれました。
でっかいことやっていきます。
頑張ってるよね。俺たちは、って観終わった方が思ってもらえるようなもの作ります。
きつすぎる世の中だけど、諦めるのにはまだ早すぎるような気がします。
それは、テレビが面白かったり、帰り道がなんかキレイだったり、女の子からのLINEが嬉しかったり、
昨日の夜飯がうまかったり、そんな程度なのかもしれないけど、死ぬのはもったいないなと。
それを、少しでも言えたら素敵だなぁと思うから演劇やります。
どうぞご期待下さいませ。
優しい劇団 主宰 尾崎優人